RL360°の一括拠出型商品が「Oracle(オラクル)」です。
日本人の契約者が多い積立投資型商品「RSP」に比べると、ほとんど加入者はいませんが、低い手数料と高いボーナスが特徴の商品です。
そこで本記事では、Oracleの手数料やボーナス、ファンド、元本回収シミュレーションなどを解説します。
- 優秀なボーナスにより手数料1.7%を実現可能
- Oracleは余剰資金で5,425,000円以上を出せる人におすすめ
- 資産を短期間で大きく増やしたい人はRSPよりOracleへ投資すべき
オフショア投資の契約サポートしている「United BM Wealth」のIFAが、マン島に赴いてリサーチした情報を基に掲載しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
RL360°のOracle(オラクル)

Oracleは、RSPのようにコツコツ積み立てるのではなく、まとまったお金を投資するため、市場の値動きにより短期間で大きく資産を増やせる商品です。
世界350本以上のファンドから自由に選んで投資・運用することが可能です。その概要を以下にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用期間 | 契約から99年間 |
| 契約年齢 | 18歳以上 |
| 支払方法 | 海外送金または小切手 |
| 拠出通貨 | 日本円・米ドル・ユーロ・香港ドル・豪ドル・英ポンド・スイスフラン |
| 拠出頻度 | 一括投資 |
| 最低一括拠出額 | ・3,100,000円 ・28,000米ドル ・24,000ユーロ ・200,000香港ドル ・36,000豪ドル ・20,000英ポンド ・26,000スイスフラン |
| 最低追加拠出額 | ・387,500円 ・3,500米ドル ・3,000ユーロ ・25,000香港ドル ・4,500豪ドル ・2,500英ポンド ・3,250スイスフラン |
| 最低引き出し額 | ・38,750円 ・350米ドル ・300ユーロ ・2,500香港ドル ・450豪ドル ・250英ポンド ・325スイスフラン |
| 最低口座残高 | ・1,937,500円 ・17,500米ドル ・15,000ユーロ ・125,000香港ドル ・22,500豪ドル ・12,500英ポンド ・16,250スイスフラン |
RSPとOracleのどちらが自分に向いているか悩んでいる方は「RL360°(旧ロイヤルロンドン)について|投資商品や信頼性を解説」でプランを比べられます。
手数料
Oracleの手数料は以下のとおりです。
| 口座開設手数料 | 5年目まで支払額の7.5% 5年目以降は0%に減額 |
|---|---|
| 口座管理手数料 | 時価総額×0.6〜1.2%(毎年) |
| スイッチング手数料 | 無料 |
| 早期解約手数料 | 5年目末日前の解約で口座維持費用の未払い分を徴収 |
初期手数料として5年間で7.5%を元本から引かれ(年1.5%)、継続的な管理手数料1.2%、IFA運用手数料1%がかかります。
長期運用し続けるほど旨味が増す商品のため、10年未満で解約する人には向きません。
また、Oracleはファンド変更手数料が無料です。資産運用をする場合、市場の状況に応じてファンドをスイッチングして、下落リスクを回避できます。
その際、変更手数料がかからないので、負担の小さい資産運用が可能です。
ボーナス
Oracleのボーナスは「アロケーションボーナス」と「ロイヤリティボーナス」の2つです。
- アロケーションボーナス:初回と追加拠出時に付与
- ロイヤリティボーナス:毎年寄与
アロケーションボーナス
アロケーションボーナスは、拠出金額が大きくなるほど配分率が最大105%まで増えるボーナスです。

たとえば、初回に23,240,000円(104%相当)を拠出して、追加で400,000円を出して合計23,640,000円(105%相当)となったとします。
このときボーナスとして、23,640,000円の5%である1,182,000円が口座に追加されます。拠出金額が大きいほどボーナスの配分率が高くなり、Oracleの手数料を相殺することが可能です。
ロイヤリティボーナス
ロイヤリティボーナスは、契約から6年目以降に毎年運用利回りに0.5%が加算されるボーナスです。追加拠出分に関しても、追加日より数えて6年目よりボーナスが適用されます。
たとえば、6年目以降より毎年100万円の運用益が出ている場合、0.5%の50,000円が加算されます。
15年運用で0.5%×10年=5%分、25年運用で0.5%×20年=10%分のボーナスが加算されるため、長期運用するほど旨味が増すでしょう。
Oracleのファンド
Oracleでは、カテゴリーごとに分類された350以上のファンドラインナップから、自由に選択してポートフォリオを形成できます。

上記の①はファンドのリスクスコアであり、RISK1はローリスク・ローリターン、RISK7はハイリスク・ハイリターンを意味しています。
ここではOracleのファンドカテゴリーとファンドラインナップの一部を紹介します。
ファンドカテゴリー
Oracleのファンドカテゴリーを以下にまとめました。
- Currency / Money Market(通貨・MMF)
- Fixed Interest Asia(債券・アジア)
- Fixed Interest Emerging Markets(債券・新興国)
- Fixed Interest Europe(債券・欧州)
- Fixed Interest Global(債券・グローバル)
- Fixed Interest Sterling(債券・英ポンド建て社債等)
- Fixed Interest US(債券・米国)
- Equity Global(株式・グローバル)
- Equity North America(株式・北米)
- Equity Europe including UK(株式・欧州・英国含む)
- Equity Asia Pacific excluding Japan(株式・日本除くアジア太平洋)
- Equity Emerging Markets(株式・新興国)
- Equity Single Country(株式・単一国)
- Equity UK(株式・英国)
- Global Managed(バランス/マルチアセット等)
- Islamic(イスラム投資)
- Property(不動産株式)
- Responsible Investing(サステナブル/ESG)
- Specialist(ヘルスケア、インフラ等)
- Commodity & Energy(コモディティ・エネルギー)
IFAは上記のファンドカテゴリーに紐づくファンドラインナップから、自由にファンドを選んで資産を運用します。
ファンドラインナップ
Oracleでは350種類以上あるラインナップから、IFAがファンドを自由に選択し、投資・運用をします。以下はファンドの事例です。
- abrdn Liquidity (Lux) EUR A2 Acc
- UBS (Lux) Money Market AUD P Acc
- Invesco Global Total Return Bond A Acc CHF Hedged
- Ninety One GSF Global Multi-Asset Income A Acc USD
- BGF Asian Tiger Bond A2 Acc USD
ファンド名は英語表記なので、日本人には読みにくいですが、以下のようなルールに則って名づけられています。

しかし、ファンドの知識があると、IFAの選択・運用が適切なのかを判断しやすくなるため、意味だけでも覚えておきましょう。
Oracleの元本回収シミュレーション
Oracleの投資期間中に、すべてのプラン手数料をカバーするのに必要な成長率を紹介します。
RL360°が提示する以下のパーセンテージ以上の運用ができていれば、契約者は運用益を得ることが可能です。

たとえば、50,000米ドルを15年間投資した場合、すべてのプラン手数料をカバーし、支払った金額を回収するには、毎年1.36%の成長が必要です。
RL360°の運用実績については「RL360°(旧ロイヤルロンドン)で利用できるファンド一覧と運用実績」で掲載しておりますので、あわせてご覧ください。
Oracleに関するよくある質問
Oracleに関するよくある質問に回答します。
RL360°は信頼できますか?
RL360°は信頼できます。格付け会社のAKGコンサルティングから「B+」の評価を受けており、財務体質・企業健全性が高いと認められています。
Oracleが向いているのはどのような人ですか?
5,425,000円以上を余剰資金で一括拠出できる人に、Oracleは向いています。Oracleのボーナスを受けられると、RL360°の手数料を相殺できるためです。
Oracleが向いていないのはどのような人ですか?
余剰資金で3,100,000円以上を用意できない人や長期運用ができない人に、Oracleはおすすめできません。Oracleへの投資が難しい人は「RL360°の積立型商品「RSP(Regular Savings Plan)」の特徴」が向いています。
まとめ
RL360°の主力商品であるRSPに対して、Oracleは低手数料・優秀なボーナスを実現しています。
日本人の契約者をほとんど見かけないOracleですが、実力のあるIFAに依頼できれば、豊富なファンド群と他社にはないボーナスにより、高い利回りが期待できます。
余剰資金を積極的に運用していきたい人にとっては、RSPよりも優先するべき選択肢となるでしょう。
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