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RL360°の積立型商品「RSP(Regular Savings Plan)」の特徴

RL360°の積立型商品「RSP(Regular Savings Plan)」の特徴

日本人にもっとも人気の海外積立商品がRL360°の「RSP(Regular Savings Plan)」です。

手数料は約3%かかりますが、相殺できるボーナスがあり、15年目くらいから利益が出てくるように設計されています。

日本人の加入者も多いですが、紹介者の言葉を鵜呑みにして契約すると、自分には向いていなかったと後悔する恐れがあります。

二宮利徳

RSPの手数料やボーナス、運用実績、どのような積み立て方ができる人が向いているのか把握してから契約するのがポイントです。

RSPが自分の収入や生活、リスク許容度にマッチしているかわかり、適切な投資判断ができるようになりますので、ぜひ覗いてみてください。

RSPの手数料やボーナスの通貨について

公式資料をもとに手数料やボーナスの金額を「日本円」で記載しています。ただし、RL360°の基軸通貨は「ポンド」のため、為替変動により金額が変わることにご留意ください。

目次

RL360°のRSP(Regular Savings Plan)

RSPはクレジットカードで一定額を毎月積み立てるタイプの保険商品です。世界中の350種類以上あるファンドから、IFAが8〜10本ほど選び、運用していきます。

契約者が自分で運用するのではなく、IFAが市場動向に合わせてファンドをスイッチングしながら運用するため、より効率的な資産形成ができます。

手数料を相殺できる3つのボーナスが用意されており、積立金額や期間次第で利回りを高めることが可能です。

また、積立通貨で「日本円」を選択できるため、為替による支払額の変動がないことも、日本人に選ばれる理由のひとつです。

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項目内容
積立期間5〜25年(1年単位で選択可能)
運用期間契約から99年間
初期口座期間18〜24ヶ月(積立期間により変動)
契約年齢18歳以上
支払方法クレジットカード(VISA・Master Card・American Express)
積立通貨日本円・米ドル・ユーロ・香港ドル・豪ドル・英ポンド・スイスフラン
積立頻度月・四半期・半年・年払い(初期期間終了後に変更可能)
最低積立額月31,000円(積立年数10年未満は2倍)
最低引き出し額38,750円
最低口座残高775,000円

RL360°(旧ロイヤルロンドン)について|投資商品や信頼性を解説」では、RL360°の歴史や信頼性などを述べているため、まだ読んでいない方は先にご覧ください。

手数料

RSPの手数料は約3%です。その内訳は以下のとおりです。

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口座維持手数料1,085円(毎月)
口座開設手数料初期口座の時価総額×0.5%(毎月)
口座管理手数料時価総額×0.125%(毎月)
スイッチング手数料0%
クレジットカード手数料VISA・Master Card:0%
American Express:1%
引き出し手数料0%
運用委託費用0〜2%
RSPの手数料の内訳

ボーナスを活用したうえで、VISAかMasterCardで支払うと手数料がさらに安くなります。また、口座開設手数料は、初期口座期間が終了したら停止します。

ボーナス

RSPには、以下3つのボーナスが用意されています。

  • プレミアムインセンティブ
  • アロケーションボーナス
  • ロイヤリティボーナス

ボーナスの内容は、積立金額や期間によって異なります。

利回りのよさに大きく関わってきますので、自分の拠出状況がボーナスの条件を満たせるか確かめましょう。

プレミアムインセンティブ

プレミアムインセンティブは、初回積立時に積立金額と期間に応じて1回だけ付与されるボーナスです。

プレミアムインセンティブの条件

積立金額が100,000円で期間を25年に設定した場合、6ヶ月分の600,000円がボーナスとして入金されます。

アロケーションボーナス

アロケーションボーナスは、毎月一定額以上を積み立てると、その金額に対して1〜2%が追加でもらえるボーナスです。

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ボーナスの割合最低積立金額
1%・日本円:85,250円
・米ドル:770ドル
・ユーロ:660ユーロ
・香港ドル:5,500香港ドル
・豪ドル:990豪ドル
・英ポンド:550ポンド
・スイスフラン:715スイスフラン
2%・日本円:147,250円
・米ドル:1,330ドル
・ユーロ:1,140ユーロ
・香港ドル:9,500香港ドル
・豪ドル:1,710豪ドル
・英ポンド:950ポンド
・スイスフラン:1,235スイスフラン

積立額が月100,000円ならば、その1%(1,000円分)が加算され、毎月101,000円を投資に回せることになります。

月200,000円の場合、2%の4,000円が上乗せされ、204,000円を投資できます。少なくとも毎月85,250円は積み立てるのが理想です。

ロイヤリティボーナス

ロイヤリティボーナスは、満期まで積み立てた契約者に支払われるボーナスです。「契約年数×0.25%」で計算し、満期時の資産価値に応じてボーナスが付与されます。

  • 10年契約:2.5%
  • 15年契約:3.75%
  • 20年契約:5%
  • 25年契約:6.25%

積立年数が25年で、満期時の資産価値が2,000万円の場合、その6.25%の150万円が貯蓄口座に入金されます。

解約違約金

初期口座期間中の解約違約金は100%です。つまり一銭も返ってきません。

貯蓄口座期間に解約する場合、満期までに残っている年数に該当するパーセンテージが、初期口座から引かれ、その残金と貯蓄口座の積立金額が手元に残ります。

解約違約金の一覧表

たとえば、RSPの積立期間を25年にして10年目に解約すると、残存期間の15年分である71.50%が解約違約金として初期口座から徴収されます。

毎月30,000円の拠出で、初期口座で720,000円(30,000円×24ヶ月)を積み立てた場合、解約違約金は514,800円です。

つまり、残金205,200円+残存年数の積立分が返済されます。

RSPで選べるファンド

RSPで選べるファンドは350種類以上あります。IFAが市場動向を見ながらファンドを選び、ポートフォリオを形成します。

ファンドはRL360°の「RL360 Regular Savings Plan – Fund Centre」で公開されており、誰でも閲覧が可能です。

出典:RL360°|RL360 Regular Savings Plan – Fund Centre

IFAは上記のファンドリストを見て、リターンの高さやリスクの低さを確認し、投資先を選びます。

RSPに投資するメリット・デメリット

RSPに投資するメリット・デメリットを紹介します。

  • メリット:ボーナスにより手数料を相殺できる
  • デメリット:早期解約のペナルティが大きい

メリット:ボーナスにより手数料を相殺できる

RSPには、積立金額や期間によって変わるボーナスが3つあり、付与されると手数料を最大1.9%(25年積立想定)まで下げられます

  • ボーナスなし:約3%
  • ボーナスあり:最大1.9%

サンライフやインベスターズトラストなどにもボーナス制度はありますが、3つも用意されているのはRL360°のRSPくらいでしょう。

20年以上の長期積立を行うと、ボーナスを最大限に活かすことができ、より高い利回りを実現できます。

デメリット:早期解約のペナルティが大きい

RSPには満期までに解約すると、解約違約金の負担が大きいデメリットがあります。

たとえば、初期口座期間に解約すると、積立金額の100%が徴収されるため、資産が1円も返ってきません。

また、初期口座終了後〜満期までに解約すると、残存年数に応じたパーセンテージが初期口座から徴収されます。

解約のタイミングが早いほど資産が返ってこないため、IFAと相談して計画的に積み立てるようにしましょう。

RSPの運用実績

RSPの運用実績として、資産コンサルティング会社「United BM Wealth Limited」が提供するポートフォリオを紹介します。

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年/月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月累計
20252.69%-2.75%9.95%5.88%2.51%-0.97%-0.32%10.53%12.88%46.78%
2024-3.84%0.55%2.92%-5.67%6.67%4.18%0.18%-1.00%0.91%-2.30%1.93%2.07%6.13%
20235.45%5.45%
USポートフォリオ 2025年10月度

ポートフォリオにはバランス型やアクティブ型など、資産配分の型があります。たとえば、アクティブ型は成長性の高い銘柄に多く投資するため、ハイリスクハイリターンです。

表のUSポートフォリオは、United BM Wealth Limitedのオリジナルポートフォリオで、同社が提供するアクティブ型よりも高い利回りを実現しています。

二宮利徳

United BM Wealth Limitedの運用期間は短いですが、2025年度には累計利回り46.78%を記録しているため、IFAの実力の高さがうかがえます。

バランス型やアクティブ型の運用実績が気になる方は「RL360°(旧ロイヤルロンドン)で利用できるファンド一覧と運用実績」でさらに詳しく解説しています。

RSPに関するよくある質問

RSPに関するよくある質問に回答します。

  • RL360°は信頼できる生命保険会社なの?
  • なぜ日本人の契約者が多いの?
  • RSPへの投資が向いている人は?

RL360°は信頼できる生命保険会社なの?

RL360°は格付け機関に「信用性の高さ」や「財務体制の健全さ」が高く評価されており、信頼できる生命保険会社だといえます。

なぜ日本人の契約者が多いの?

歴史の古さや他社に比べたリスクの小ささ、日本円の選択など、さまざまな要因から顧客が安心感や信頼感を得ているため、日本人の契約者が多いといえます。

RSPへの投資が向いている人は?

余剰資金で20〜25年ほどの投資を継続できる人は、RSPへの投資が向いています。手数料が重荷にならないのは15年が過ぎたころなので、長期積立は必須です。

まとめ

RSPの手数料が重荷にならないのは契約後15年が経過したくらいなので、20〜25年間は積み立てる必要があります。

そのうえで毎月147,250円以上を25年間積み立てると、ボーナスが最大限に付与され手数料が1.9%まで下がります

ただ、投資は自分の生活に影響が出ない範囲で行うことが重要です。ボーナスは付与されないかもしれませんが、積立金額は小さくても優秀なIFAさえ見つかれば運用益は出ます。

二宮利徳

おすすめは「マレーシアのビルモリソンは大丈夫?IFAの運用実績や強みを紹介」で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

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監修者

1981年生まれ。2009年に保険業界へ転身し、2013年に証券外務員資格を取得。あいざわ証券・SBI証券のIFAとして活動後、2016年にエストニアで起業し金融商品仲介業を取得。2020年に日本でセミナー会社を設立、投資教育事業を展開。2023年、日本金融庁より投資助言業を正式に登録し、海外金融に携わり続けている。現在は全国・世界各地の個人投資家にアドバイスを行い、クライアント数は約10,000人にまで拡大。

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