
スタンダードライフで資産が増えない…。
このまま積立を続けても意味あるのかな?
このような悩みを解決する記事です。
- スタンダードライフの会社概要
- スタンダードライフの取扱商品
- スタンダードライフで資産が増えないときの対策



はじめまして。投資助言業や金融商品仲介業などを営んでおります、二宮利徳と申します。この記事の監修者です。
2009年より保険業界へ転身し、2013年に証券外務員資格を取得。あいざわ証券・SBI証券でIFAとして活動後、エストニアで起業。2020年には日本で法人設立し、金融教育事業を展開し、海外金融に携わり続けています。
スタンダードライフは、2014年末まで日本にも出回っていた海外の生命保険会社です。この記事を読んでいる方も、積立を続けている方もいるのではないでしょうか?
もし現在も契約中で資産が増えていないならば、その積立を続けても意味がありません。運用実績を提示している会社に相談して、よりリターンが期待できる投資をするべきです。


スタンダードライフ(Standard Life)とは


スタンダードライフは、2014年末まで日本人の新規口座開設を受付ていたスコットランドの生命保険会社です。日本人は原則、香港法人のスタンダードライフ・アジアと契約を行っていました。
ただし、2020年にスタンダードライフ・アジアは中国の保険会社に100%買収され、現在の社名は「ヘンアンスタンダードライフ」となっています。
2026年現在も契約中の方のなかには、契約プランを放置している方もいるでしょう。運用成績でお悩みの方は、この機会に一度見直してみることをおすすめします。
| 社名 | Standard Life(Standard Life Asia) |
|---|---|
| 本社所在地 | イギリス スコットランド エディンバラ |
| 格付評価 | AA-(Fitch Ratings) |
| 日本からの契約 | 日本で契約不可(香港にて可能) |
新規口座の受付は停止中
2014年末に香港金融庁の金融制度が変更になり、スタンダードライフ・アジアは新規口座の受付を停止しました。
新しい金融制度では、手数料開示やキックバックの禁止が義務付けられ、顧客の公平な取り扱いと販売プロセスの厳格化が進められました。
そのため、スタンダードライフが新規口座を停止する前は、手数料が不透明で解約リスクの高い、保険会社や代理店側に有利な商品設計だった可能性があります。
香港の金融制度が厳格化される前に、スタンダードライフを契約した方は、リターンが増えていて、自分の目的・目標を達成できるかを確かめましょう。
Heng An Standard Life(ヘンアンスタンダードライフ)へ統合・譲渡


スタンダードライフ・アジアは、2020年に中国の保険会社「ヘンアンスタンダードライフ(Heng An Standard Life Insurance Company Limited)に100%買収され、完全子会社化されました。
買収の狙いは、中国本土の富裕層に、スタンダードライフの商品を購入してもらうことです。海外投資家ではなく、中国マネーを香港に呼び込んで、会社を大きくするために子会社となりました。
商品内容は、スタンダードライフ時代から変更がありません。ただし、中国のヘンアンスタンダードライフのもと、資産運用を行っていることになります。
契約中の方は、中国の経済リスクや地政学的リスクなどの影響を受けることを理解したうえで、継続可否を判断しましょう。
スタンダードライフの投資商品
スタンダードライフには、以下の投資商品があります。
- ハーベスト101(Harvest101)
- ハーベストエリート(Harvest Elite)
- ウェルスアンプリファイアー(Wealth Amplifier)
ハーベスト101(Harvest101)


ハーベスト101はスタンダードライフの主力積立商品です。スタンダードライフが厳選した200本以上のファンドから、10本のファンドを組み合わせて運用できます。
積立額と資産額に応じたボーナスが用意されており、高額積立をするほど手数料の負担が小さくなる仕組みです。
毎月1,201米ドル以上投資をすると、ボーナスの付与率が最大化されます。ただ毎月250米ドルから積立られるので、余剰資金が少なくても投資しやすい商品でした。
| 商品名 | Harvest101 |
|---|---|
| 積立期間 | 5〜25年 |
| 契約者数 | 1〜2名 |
| 契約年齢 | 18〜75歳 |
| 積立年齢制限 | 満81歳の誕生日 |
| 初期口座期間 | 18ヶ月(5〜10年) 20ヶ月(11〜15年) 22ヶ月(16〜20年) 24ヶ月(21〜25年) |
| 支払方法 | クレジットカード(VISA・Master Card) |
| 積立通貨 | 米ドル・ユーロ・香港ドル |
| 積立頻度 | 月払い・四半期払い・半年払い・年払い |
| 最低積立金額 | 250米ドル相当 |
| 口座維持金額 | 1,500米ドル |
スタンダードライフのハーベスト101を契約している方は、以下で資産が増えないときの対策もお伝えしているので、あわせてご覧ください。


ハーベストエリート(Harvest Elite)


ハーベストエリートは、主力商品であるハーベスト101よりも後に登場した積立商品です。
そのため、ハーベスト101に比べて、日本人の契約者が多いと推測できます。ただし、手数料と解約手数料が高く、ボーナスもそれほど高くありません。
また、正直90〜100米ドルほどで積立ても、少額すぎて本当に資産形成できているのか疑問が残ります。
今、契約しているなら、開始から12年以上は経っていると思いますが、運用状況を確認して投資を続けるべきなのか見直すことをおすすめします。
| 商品名 | Harvest Elite |
|---|---|
| 積立期間 | 5〜25年 |
| 契約年齢 | 18〜74歳 |
| 初期口座期間 | 18ヶ月(5〜10年) 20ヶ月(11〜15年) 22ヶ月(16〜20年) 24ヶ月(21〜25年) |
| 支払方法 | クレジットカード(VISA・Master Card・American Express・Diners) |
| 積立通貨 | 日本円・米ドル・ユーロ・香港ドル・英ポンド |
| 積立頻度 | 月払い・四半期払い・半年払い・年払い |
| 最低積立金額 | 90米ドル相当 |
| 口座維持金額 | – |
ハーベストエリートの手数料や解約手数料などは、以下の記事で紹介しているため、契約中の方はお読みください。


ウェルスアンプリファイアー(Wealth Amplifier)


ウェルスアンプリファイアーは、スタンダードライフの一括投資商品です。
積立投資のようにドルコスト平均法は使えませんが、より早く大きなリターンが期待できるのが同商品です。(リスクも高まります)
リスクに応じたメリットは用意されているといえるでしょう。なお、投資開始60ヶ月(5年)以内に解約した場合、最大8.5%の解約手数料が発生します。
| 商品名 | Wealth Amplifier |
|---|---|
| 支払方法 | 電子送金香港の銀行小切手クレジットカード |
| 運用通貨 | 日本円・米ドル・ユーロ・香港ドル・英ポンド |
| 最低拠出金額 | 10,000米ドル・1,300,000円・80,000香港ドル |
| 追加拠出金額 | 2,500米ドル・325,000円・20,000香港ドル |
スタンダードライフで資産が増えないときの対策
スタンダードライフの積立投資で資産が増えないときの対策は、大きく分けて以下の2つです。
- IFAを変更する
- 解約を検討する
IFAを変更する
オフショア投資で資産が増えないときは、IFAの変更を検討しましょう。オフショア投資では、契約者自身が投資先を決めて運用するわけではなく、IFA側が選定した投資戦略に沿って運用が行われます。
契約者は、お金をクレジットカードで引き落とし続けるだけの構造です。IFAに実力がないとリターンは減りますし、運用方針次第では利回りはよくなります。
優秀なIFAの選定は、オフショア投資での資産形成が成功するか否かに直結するため、慎重に変更することが重要です。
なお、私のおすすめのIFAとその運用実績(RL360°とDOMINION)は、以下でまとめていますので、あわせてご覧ください。






解約を検討する
長期積立していても利回りが低い場合、解約して再スタートするのも選択肢のひとつです。
オフショア投資に15〜20年投資していて、リターンがほとんどないような状況では、継続しても成果が出る見込みは少ないでしょう。
満期までに解約すると、元本割れするかもしれないですが、思い切って解約して新しい投資をしたほうが、将来的な資産形成につながる可能性があります。
以下の解約手数料を確認し、許容できるリスクなのか把握したうえで、解約を検討してみてください。
解約手数料
ここではハーベスト101の解約手数料を、参考として紹介します。
| 残年数 | 解約手数料 | 残年数 | 解約手数料 |
|---|---|---|---|
| 24 | 86% | 12 | 46% |
| 23 | 83% | 11 | 42% |
| 22 | 80% | 10 | 38% |
| 21 | 77% | 9 | 34% |
| 20 | 74% | 8 | 30% |
| 19 | 71% | 7 | 26% |
| 18 | 68% | 6 | 22% |
| 17 | 65% | 5 | 18% |
| 16 | 62% | 4 | 14% |
| 15 | 58% | 3 | 10% |
| 14 | 54% | 2 | 6% |
| 13 | 50% | 1 | 3% |
残年数に応じた解約手数料が、初期口座に対して発生します。
たとえば、25年契約を20年目で解約した場合、残年数が5年になり初期口座の14%が解約手数料として徴収されます。累計リターンが0%だとしたときのシミュレーションは、以下のとおりです。(わかりやすくするために運用時の手数料は考慮しないものとします)
- 契約期間:25年
- 解約時期:20年目
- 積立金額:250米ドル/月
- 初期口座の価値:6,000米ドル
- 貯蓄口座の価値:54,000米ドル
- 解約手数料:1,080米ドル(初期口座の18%)
- 手取り金額:58,920米ドル
上記の事例の場合、積立金額の60,000米ドルを下回る結果となります。運用リターンによって元本割れするかは異なるため、運用状況を再度確認してみましょう。
まとめ
本記事では、スタンダードライフとその商品概要についてまとめました。スタンダードライフは、2014年末以降、新規口座の受付を停止しています。今も契約中の方は、契約から少なくとも12年以上は経っているといえます。
ただ、契約中の方のなかには、契約プランを放置して、毎月積立だけしている方もいるのではないでしょうか?そのような状況ならば一度運用成績を確認してください。
十数年積立ても資産が増えていないならば、その投資を続けても意味がありません。(もはや周りに心配されるレベルです)
投資をするなら、しっかりと資産形成につながる投資をしましょう。
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