M1 Specialty(旧プレミアトラスト)の会社概要と取扱商品

M1 Specialty(旧プレミアトラスト)の会社概要と取扱商品

M1 Specialty(M1スペシャルティ)は、2020年にプレミアトラストがプエルトリコに移した会社を引き継いだ会社です。投資商品がプレミアトラストのものと似ているため、その実態はプレミアトラストだと考えられます。

本記事では、M1 Specialtyの会社概要や取扱商品、IFAなどをお伝えします。M1 Specialtyの信頼性やリスクがわかっていないと、あとで失敗するかもしれないので、ぜひ参考にしてください。

なお、私たちはオフショア投資の契約手続きと、資産形成のアドバイスをしています。将来のお金の不安を取り除くことにつながるので、まずはお試しからでもご相談ください。

目次

M1 Specialtyの会社概要

M1 Specialtyのホームページ
出典:M1 Specialty

M1 Specialtyは、2017年に設立されたプエルトリコの生命保険会社です。2005年ごろからM1 Specialty International Insurerによって、アメリカのフロリダ州でブランドが出回りました。2015年にはM1 Specialty Assuranceとしてプエルトリコでライセンスを取得。

2020年にはM1 SpecialtyとPremier Assurance Group(PAグループ)が合併しました。その際、PAグループは名称をPremier TrustからM1 Specialtyへ変更しています。投資商品が、プレミアトラストのものと似ていることから、実態はプレミアトラストでしょう。

2020年にプレミアトラストは、経営ミスによりケイマン諸島を追い出される処分を受けます。不平として裁判所に申し立てるも敗訴。投資家の資産はケイマン諸島で凍結されたのち、半分以下で日本口座に着金しました。

社名M1 Specialty(M1スペシャリティ)
形態生命保険会社
本社所在地プエルトリコ
設立年2017年
資産管理BNY MELLON
日本からの契約契約可能
Webサイトhttps://m1specialty.com/ja/

M1 Specialty(旧プレミアトラスト)で利用できるファンドと運用実績は「PREMIER TRUSTで利用できるファンド一覧と運用実績」でご確認いただけます。

M1 Specialtyの取扱商品

M1 Specialtyの取扱商品は元本確保プランに3つ、フレキシブルプランに2つあります。以下に取扱商品ごとの主な特徴をまとめましたので、ご覧ください。

M1 Specialtyの取扱商品の一覧表

それぞれの商品を、より詳しく紹介していきます。

Principal Protection(元本確保プラン)

元本確保プランは、有名な株式市場指数のパフォーマンスをベンチマークにすることで、投資家のポートフォリオの分散効果を高めるプランです。

S&P500やMSCI ACWI IMI、ブルームバーグ・グローバル総合インデックスなど計10種類のうち、6つの指数のパフォーマンスをベンチマークとします。

元本確保プランの商品は以下の3つです。

スクロールできます
商品名積立方法特徴
MaxCap元本保護シリーズ一括払い・元本確保:最大100%
・最低拠出額:10,000米ドル
・契約期間:5年/7年/10年
・通貨:米ドル/ユーロ/ポンド
・投資先:インデックス(6つの市場に分散投資が可能)
Prime 10 Principal Protection通常積立・元本確保:115%
・契約期間:10年
・投資先:インデックス
Prime Principal Protection Series通常積立・元本確保:140%/160%/180%
・契約期間:15年/20年/25年
・投資先:インデックス(6つの市場に分散投資が可能)

Flexible(フレキシブルプラン)

フレキシブルプランは、投資家のニーズに合わせてユニット配分やプランの変更などを行える自由度の高いプランです。

BlackRockやVanguardなどの実績のある資産運用会社をとおして投資します。ただし、積極的なモニタリングと市場への知識が求められるため、初心者には向きません。

フレキシブルプランの商品は次の2つです。

スクロールできます
商品名積立方法特徴
MaxCap Series一括払い・契約期間:5年/10年
・通貨:米ドル/ユーロ/ポンド
・投資先:インデックス(最大10件のファンド選択可能)
・スイッチング:手数料無料/年間12回まで
・引き出し:いつでも部分解約が可能
Prime Series通常積立・契約期間:5年/15年/25年
・通貨:米ドル/ユーロ/ポンド
・投資先:インデックス(最大5件のファンド選択可能)
・スイッチング:手数料無料/年間12回まで
・ボーナス:アロケーションボーナス

M1 SpecialtyのIFAはAMICIのみ

AMICI

M1 SpecialtyのIFAはAMICI(アミチ)1社のみです。AMICIはプレミアトラストのIFAでもあったため、それが引き継がれた形になります。

1社契約のため運用成績が悪くても、IFAを移管できません。途中解約して損切りするか、満期まで運用するかのどちらかです。

AMICIについては、私たちも運用や対応に関する相談を受けることがよくあり、正直あまりおすすめはしていません。AMICIに運用成績に不満がある方は、一度プロに相談しましょう。

おすすめのIFAは「マレーシアのビルモリソンは大丈夫?IFAの運用実績や強みを紹介」で紹介しています。

まとめ

M1 Specialtyは、2020年の経営ミスでトラブルを起こしたプレミアトラストと合併した会社です。名称はM1 Specialtyですが、実態はプレミアトラストだと考えられます。

取扱商品には、元本保護やフレキシブルな運用ができるプランがあり、資産・経済状況に合った選択ができます。ただし、M1 Specialtyを選ぶには慎重な判断が必要です。

ホームページに企業説明がなく、ブローカーへの運用報告書も開示されていないため、不透明な部分が多いためです。海外積立投資をするなら、他にも選択肢はありますので、再度検討することをおすすめします。

公式LINEでは、オフショア投資マニュアルや個別診断を行っておりますので、この機会に覗いてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

監修者

1981年生まれ。2009年に保険業界へ転身し、2013年に証券外務員資格を取得。あいざわ証券・SBI証券のIFAとして活動後、2016年にエストニアで起業し金融商品仲介業を取得。2020年に日本でセミナー会社を設立、投資教育事業を展開。2023年、日本金融庁より投資助言業を正式に登録し、海外金融に携わり続けている。現在は全国・世界各地の個人投資家にアドバイスを行い、クライアント数は約10,000人にまで拡大。

コメント

コメント一覧 (11件)

コメントする

目次