METIS メティスの基本情報
設立年 | 2013 |
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本社所在地 | 香港 |
格付 | AA⁺(S&Pより) |
資産管理 | ドイツ銀行 |
選択可能通貨 | ポンド、ユーロ、ドル、香港ドル、人民元、円 |
日本からの契約 | 可能 |
メティス グローバル リミテッド (Metis Global Limited)は、香港信託法の規定条件を満たし、香港にて登録を受けたトラストです。
2018年に発足した新ライセンス制度「信託会社サービスプロバイダーライセンス」でも登記を受けています(登録番号:TC000561)。
そしてもう一社、日本から契約できる会社として子会社METIS CIがあります。こちらでメティス香港より良い商品が販売されています。
メティスCl(Metis Global Cook Islands Limited)は、香港にあるメティスグローバルリミテッドの子会社で、2016年に本社とは異なる商品を開発するためにクック諸島に設立されました。
メティス CIはクック諸島の信託業法(2014年改正版)の必要条件を満たし、クック諸島の金融監督管理委員会(FSC)の認可を受けたトラストです。
登記上の本社所在地はクック諸島の主島であるラロトンガ島にあります。
メティス 香港でインテリジェンス、ブライトの商品が生まれた後、より強い租税回避効果を狙うためにクック島籍のメティスを作り、こちらでスマート(現在スマートⅡ)とスパークル(現在スパークルⅡ)が開発されました。
メティスの最大の特徴は、アテネベストというIFAが商品メーカーとしてのトラストを立ち上げたという点にあります。
ふつう、保険会社やトラストが商品を作り、それを自社で扱いたいと各IFAが名乗りをあげるのですが、メティスは自社独自の金融商品を作ろうとIFAアテネベストが設立したのです。
問題点
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IFAがアテネベスト一社しかない。
これはIFAアテネベストが自社独自の商品としてのメティスを作った当然の帰結です。
事前にこちらの記事≪IFAとは何か≫をご覧ください。
メティスはあくまで、ファンド投資のためのプラットフォーム、あるスペックを持った車であって、IFAというドライバーのポートフォリオ作成能力により、利回りは大きく変わってきます。他の会社では、申込当初に契約したIFAの運用実績が悪ければ、他のIFAへの移管(契約の所在を移すこと)ができますが、何せメティスはアテネベスト一社しかないので、そこの運用に幻滅しても、打つ手段がありません。これはメティスの致命的な欠点と言えます。
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メティスはクレジットカードの手数料がかかるという問題点があります。しかも香港ドルにしか対応していません。
その埋め合わせではないですが、日本の銀行からの引き落としが可能で、手数料も0.5%とクレジットカードの場合に比べて低いという特徴があります。
しかし口座引き落としを選ぶと、愛用しているクレジットカードのポイントが溜まるという、海外積立のメリットを放棄しなければなりません。 -
資産管理先が、ドイツ銀行。
ドイツ銀行が管理しているから危ないとは一概には言えませんが、一応お伝えしておきます。2016年頃から、金融業界のみならず、経済界、景気に敏感な人々の間で、リーマンショックよりも巨大な世界恐慌が来るという噂がありましたが、その引き金であるのがドイツ銀行の破綻です。
この噂の検証はブログで行いました。詳しくはこちらをご覧ください。
メティス(Metis)