
資産運用には、どのような戦略があるの?
自分の性格やリスク許容度に合った戦略はあるかな?
こういった疑問を解決する記事です。
- ドミニオンのファンド運用戦略の種類
- それぞれのファンド運用戦略の強み
- それぞれのファンド運用戦略のリスク



はじめまして。投資助言業や金融商品仲介業などを営んでおります、二宮利徳と申します。この記事の監修者です。
2009年より保険業界へ転身し、2013年に証券外務員資格を取得。あいざわ証券・SBI証券でIFAとして活動後、エストニアで起業。2020年には日本で法人設立し、金融教育事業を展開し、海外金融に携わり続けています。
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ドミニオンのファンド運用戦略一覧
ドミニオンのファンド運用戦略を以下にまとめましたので、ご覧ください。


それぞれのファンド運用戦略について順番に紹介していきます。
1. デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略


デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略は、ビットコインETFと金ETFを6:4の割合で組み合わせ、両方の値動きに合わせてリバランスを行う運用戦略です。
運用イメージは以下のとおりです。
- 基本配分:ビットコインETF60%+金ETF40%
- リバランス頻度:月次または閾値トリガー(±10%乖離時)
- ビットコイン上昇:ビットコインETFの一部を金ETFへ移動
- ビットコイン下落:金ETFの一部をビットコインETFへ移動
本戦略において、ビットコインETFは、ボラティリティが高いため、成長性のある資産としての役割があります。金ETFは、ビットコインETFと比較してボラティリティが低く、ポートフォリオの守りとして機能します。
デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略の強み
デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略の強みは、両者の相関性が低いため、ビットコインETFが値上がりすると、金ETFが下落するような関係にはなりにくいことです。
また、ドミニオンではスイッチングを無料・無制限で行えますし、オフショア地域での運用になるため売買時に課税されない場合があります。
これにより運用イメージで紹介したリバランスルールに従って、負担を軽減しながらビットコインETFと金ETFの売買を行うことが可能です。
デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略のリスク
デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略のリスクは、主に以下が挙げられます。
- リバランスのタイミングによる資産価値の下落
- ビットコインETFや金ETFの価値が下落
- 早期解約による元本割れ
リバランスの実施基準は決まっていますが、市場動向によっては適切なタイミングでリバランスできず、資産が下落する恐れがあります。また、ビットコインETFと金ETFの両方の価値が下落すると、どれだけリバランスがうまくても資産は目減りするでしょう。
さらにドミニオンで運用する場合、途中解約により元本割れするリスクがあるため、注意が必要です。デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略については、以下で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。


2. DCSスマート・リバランス戦略


DCSスマート・リバランス戦略は、市場環境が良好な局面では、成長資産に集中投資し、指標が悪化した局面では防衛資産へ切り替え、リスク調整しながら運用する運用戦略です。
本戦略で設定している主な成長資産・防衛資産は、次のとおりです。
| 成長資産 | ・New Technologies ・S&P500 ・Nasdaq ・Emerging Markets |
|---|---|
| 防衛資産 | ・Cautious ・G10 Macro Rates ・Global Bonds ・Physical Gold・Cash |
ドミニオンの運用では、プロが判断して自動で資産配分を調整します。そのため、投資家は自分でファンドの売買をする必要がありません。
DCSスマート・リバランス戦略の強み
DCSスマート・リバランス戦略の強みは、成長資産と防衛資産を組み合わせることで、計4層の防衛ラインを築き、リスク分散しながら資産形成を狙える点です。
- 第1層:米ドル建ての米国株や新興国株
- 第2層:無国籍の実物資産
- 第3層:Global BondsのインカムやG10 Macro Ratesなどの低ボラティリティ運用
- 第4層:ポートフォリオ全体が米ドル建て
市場環境が良好なときは第1層の成長株に集中投資し、状況に応じて第2〜3層で通貨価値の下落や値動きの抑制を狙います。さらに円資産への一極集中リスクを避けて、米ドルに通貨分散することが可能です。
DCSスマート・リバランス戦略のリスク
DCSスマート・リバランス戦略には、主に以下のようなリスクがあります。
- 運用期間や基準時点により数値は大きく変動する
- 防衛資産は下落を抑制することが狙い
- ビットコインETFや特定テーマ株は高変動となる
- 為替の影響を受け、円換算時の資産価値が変動する
市場下落時に防衛資産へ切り替えることで下落を抑制できる可能性はありますが、完全に防ぐことはできません。また、防げる保証はありません。
さらに成長資産にはボラティリティが高い資産も多く、価値が急騰することもあれば、急落することもあります。成長資産をどう活かすかは、プロの運用次第です。
プロのファンドマネージャーが資産を運用しますが、利益が保証されているわけではないことを理解しましょう。
3. SPIP


SPIPは、米国を代表する株価指数であるS&P 500の成長性を享受しながら、下落時の下値保護を兼ね備えた運用戦略です。
運用イメージは以下のとおりです。
- 連動指数:DCS S&P 500 Tracker(S&P 500指数に連動)
- プロテクション水準:80%の下値保護(運用益に応じて変動)
- 上昇局面:S&P 500連動ファンドの比率を高めて上昇益を狙う
- 下落局面:現金同等物へ自動シフトし、下落リスクを抑制する
市場動向に合わせて株式と現金の比率を自動でリバランスするため、投資家自身がタイミングを見極めて売買を行う必要はありません。
SPIPの強み
SPIPの強みは、相場急変時の損失を抑えながら、運用の手間を軽減しやすい点にあります。
本戦略では、80%の下値保護が設計されているため、市場の暴落時でも長期保有を続けやすくなるでしょう。
また、ドミニオンの運用はプロのファンドマネージャーが行うため、投資家自身がファンドの売買タイミングに悩む時間と労力をなくせます。
SPIPのリスク
SPIPのリスクには、主に以下が挙げられます。
- 相場急騰時のリターンがインデックス単体に劣る可能性
- 20%の元本毀損リスク
- 途中解約による元本割れ
- 為替リスク
下落を防ぐためにキャッシュ比率を自動調整する仕組み上、常に株式100%で運用する通常のインデックス投資に比べ、急激な上昇局面ではリターンが緩やかになる場合があります。
プロテクション水準は初期80%のため、相場環境によっては最大20%程度の元本割れが発生します。ただし、途中解約をすると、ペナルティにより元本割れ水準が80%以下になる場合があるため注意が必要です。
また、米ドル建てでの運用となるため、円換算時の為替相場の変動により円建てでの資産価値が変動します。
4. ビットコインETF100%


ドミニオンでは、2025年よりビットコインETFの取り扱いを開始しました。
ビットコインETFとは、ビットコインの価格に連動する上場投資信託のことです。ドミニオンでは、ビットコインの現物を保有しなくても、証券として投資できるようになりました。
ビットコインの保有者はドミニオンや投資家ではなく、信託会社となり、その管理はカストディアン銀行のBNYメロンが実施します。
ビットコインETF100%の強み
ビットコインETFには、現物での保有に比べて、以下のような強みを享受できる場合があります。
- ウォレットの不正アクセスによる盗難の防止
- ウォレットの秘密鍵の紛失の防止
- スイッチングで下落リスクを抑制
- ビットコインではなく証券の税率を適用
ビットコインの現物を保有すると、ウォレットを自分で管理する必要があります。人によっては、不正アクセスにあったり、秘密鍵を紛失したりするでしょう。
ETFとして保有すると、投資家自身で現物や秘密鍵を管理する必要がないため、より安全な保有ができる場合があるでしょう。
ビットコインETF100%のリスク
ビットコインETFは、ボラティリティが高い資産です。短期間で激しく値動きするため、資産価値が大きく上昇することもあれば、大きく下落することもあります。
スイッチングにより資産価値の下落を回避できる場合がありますが、プロの運用次第となります。いずれにしても、ビットコインに投資する以上は、ハイリターン・ハイリスクであることを理解する必要があります。
まとめ
本記事ではドミニオンのファンド運用戦略を4つ紹介しました。
- デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略
- DCSスマート・リバランス戦略
- SPIP
- ビットコインETF100%
このような運用戦略を把握すると、投資家自身もどの運用が自分に適しているのか判断しやすくなるでしょう。円安や物価高が進むなかでは、海外資産への分散も選択肢のひとつになる場合があるため、ぜひこの機会に海外金融情報をチェックしておきましょう。
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