黄金比とフィボナッチ数とは何か
「黄金比」と「フィボナッチ数」の基本を確認していきます。
黄金比(黄金分割比率)とは
黄金比とは1:(1+√5) /2の比率である。近似値は1:1.618、約5:8もしくは8:13
黄金比 – Wikipediaより抜粋
黄金比とは建造物や絵画などで視覚的に美しいとされる割合のことです。自然界に多く存在し、芸術家、美容外科、工学の分野でも意識されることが多いです。
投資の世界で
投資の世界でも、相場の値動きに当てはめて目標価格を計算するのに黄金比が使われることがあります。
フィボナッチ数(フィボナッチ数列)とは
フィボナッチ数列とは0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, …と続く。最初の二項は 0, 1 であり、以後どの項もその直前の2つの項の和となっている。
フィボナッチ数列の連続する3つの数字の比率は0.618:1:1.618に近づき、黄金比率と密接な関係があります。
黄金比と株価の関係について
株価や為替相場はあらゆる出来事が反映されたものです。そのため、自然と美しいとされる比率で表されるのではないかと考えられています。
黄金比と株価の関係は合理的な理由に欠けますが、「意識している人がいる」というのが株価に影響を与えている可能性があるとも考えられます。
株価チャートやFXチャートでの具体的な利用例
「黄金比」、「フィボナッチ数」を投資(株価チャート・FXチャート)で利用する具体的な例を見ていきます。
日経平均株価チャートで確認
下記は日経平均の週足株価チャートにフィボナッチ・リトレイスメントを引いたものです。(2022/3/31時点)

期間内の安値と高値を線で引き、下落した場合、上昇した場合のメドとなるのがそれぞれの横ラインです。
下記は同じく日経平均の週足株価チャートです(2022/10/17時点)。

ピタリと必ず当てはまる訳ではないですが、下落した時の反発地点に近い位置となっています。
株価チャートだけでなく、FXチャートでも上値メドや下値メドとして意識されることが多いです。
注意点やデメリットについて
黄金比やフィボナッチ数の注意点・デメリットを考えてみます。当たり前ですが、どんなテクニカルも必ず当てはまるものはありません。
当てはまりにくいものとは
日経平均株価を例にしましたが、出来高の小さい銘柄は当てはまらないことが多いです。また、出来高が急増・急減するような特別な状況が起きた時も同様です。
黄金比を逆手にとり、ヘッジファンド(AI)に狙われるケースも想定されます。
テクニカルはあくまでもテクニカル
有名な投資テクニカルで、利用している人も多い「エリオット波動」も黄金比やフィボナッチ数と関係が深いです。
過去のチャートを分析して「ここで法則が当てはまった」と言うのはとても簡単です。しかし、当てはまる前にポイントを発見しその通り実践するのはとても困難です。
数多くのテクニカルがあるというのは、逆に言うと一つで完璧なものが無いから多くのテクニカルがあるとも言えます。