▼SUN LIFE

Sun Life Sun-Joy/Sun-Gift 


Sun Life《sun-joy/sun-gift》に関する著者の総評

Sun Life香港Sun-Joy/Sun-Gift
申込み場所日本から可能
ファンドタイプ保険会社が運用
被保険者の設定1人
支払通貨米ドル
保険の有無事故、介護あり
プラン最低金額5年払い→1.5万ドル(3000ドル/年)
2年払い→3万ドル(1.5万ドル/年)
前期全納(一括)の場合同上
満期被保険者120歳まで
契約可能年齢5年払いは0歳〜75歳
2年払いは0歳〜80歳
積立の停止5年払いは最大2年間可能(2年終了後)
支払い方法クレジットカード/海外送金

【※ボーナス】

前期全納は割引あり

Sun Joy(サンジョイ)/Sun Gift(サンギフト)商品概要

目的:ESG投資、老後の備え、相続の備え、中期の資産形成、子や孫への資産継承、学資
支払頻度:月払い、半年払い、年払い、一括払い(全期前納)
その他:健康診断不要 

特徴

1.独自のESG投資戦略
→ESGは持続可能性を分析するツールです。ESGが高い企業はより高いリターンと低いリスクを期待することができます。ESG評価が高い企業は、労働者のストライキや訴訟、ネガティブな報道などの潜在的なリスクが低いです。逆にそれらのリスクは将来的に低リターンを招く要因となり得ます。

2.中長期の資産形成
→保証された現金価値が契約開始3年目から120歳まで毎年付与されます。その安定的なリターンに加え、さらに、2種類の非保証ボーナスによる長期的な資産形成が期待できます。

3.早期引出し可能
→基本的には引出しをせず、資産を長期的に保有しましょう。ライフステージの変化によって、急にお金が必要になった場合は、リバージョナリーボーナス(2種類あるボーナスの一方)から引出しができます。

4.事故介護の追加保障を無料で付帯
→被保険者が18歳~65歳までの間に、事故により自立した生活能力を喪失したと診断された場合、年間保険料の1000%(10倍)を給付金として1回申請可能、最大USD1,250,000まで。この請求から支払いプランへの影響はありません。

申請条件としてはシャワー、着替え、トイレの使用、食事、ベッドや椅子への移動などが行えない ※事故後少なくても連続6ヵ月以上、完全にもしくは3つ以上、上記の行動ができないことを意味します。サンライフ社の規定によります。

5.契約者/被保険者を回数の制限無く何度でも変更可能
→このプランは被保険者が120歳まで続きます。そのため、契約者と被保険者を変更することで永遠にプランが継続できます。また“契約継続オプション”を事前に設定することにより、被保険者の方が万が一お亡くなりになっても、受取人の方が被保険者となり、プランを継続することができます。

6.契約を複数に分割できる契約分割オプション
→5年目の契約応当日以降、元の保険契約を2つ以上の新しい保険契約に分割することができます。将来、複数のお子様やご家族にプランを相続したいとお考えの方に有効です。

7.選択できる6つの死亡保険金払出しオプション
→被保険者に万が一の事があった場合、各受取人は6つの異なる死亡保険金払出しオプションの中から、受取人毎に異なるオプションを選択することができます。

①一括で払出し
② 分割で払出し
③ 一部を一括で払出り、残りは分割で払出し
④受取人が指定された年齢まで分割で払出し
受取人が指定の年齢に到達したら、残り(ある場合)を一括で払出し。
⑤ 逓増的に分割で払出し
毎月or毎年ごとに年率3%ずつ増額しながら保険金がなくなるまで分割で払出し。
⑥ 契約継続オプション
書面にて申込み→サンライフ社の承認→被保険者が亡くなると自動的に適用となります。元の契約終了後に新契約が成立となり、指定されていた受取人は契約者および被保険者になります。

 

サンライフ/Sun JoyとSun Giftの違い

Sun Joy/Sun Giftの商品概要は同じです。
保証部分と非保証部分の増え方に若干の差があります。まずおおまかなイメージを掴むためにSun Joy2年払いの設計書を見ていきましょう。

【チェックポイント】

  • ・End of Policy Year (一番左):年数
  • ・Total Premium Paid (左から3つ目):支払い保険料
  • ・Guaranteed Value (A):保証(確定)部分
  • ・Cash Value of Accumulated Reversionary Bonus (B):一部引き出し可能な現金価値
  • ・Cash Value of Terminal Bonus (C):解約時に引き出される現金価値
  • ・Total(A+B+C):予想解約返戻金

【要点】

  • 2年で10万米ドルの払い込みである(左から3つ目)
  • 13年経過で米ドルベースでの損益分岐が確定(A)
  • 6年経過で予想損益分岐点に到達(Total)

保険ならではの確定部分があることは安心です。しかしそれは低いリターンの裏返しとも取れますが、海外生命保険は熾烈な競争や運用の自由度の高さという観点から、確定部分がありながらも高い返戻率が期待できます。

【返戻率まとめ】

  • 10年約140%
  • 15年約190%
  • 20年約280%
  • 30年約550%
  • 40年約1060%

10-15年後を見据えて学資としてよし、老後を見据えて20年以上の運用もよしですね。実質利回り換算すると10年で2.87%、20年で5.48%、30年で6.14%、40年で6.20%、120年の満期が近づくにつれ7%へと近づいていきます。

【SunJoy/SunGiftの主な違い】

  • 確定部分はSunJoyの方が全体的に多い(微々たる差ではある)
  • 予想解約返戻金は、30年未満であればSunJoyが多く、それ以上となればSun Giftが多い。

支払いが前期全納/2年/5年なのかによって上記した数値は異なりますが、選び方の基準としてはこちらです

【選び方の基準、パターン】

⭐︎2年払いの場合、30年未満の運用予定であればSunJoy、それ以上であればSunGiftがベター

⭐︎5年払いの場合、20年未満の運用予定であればSunJoy、20年以上であればSunGiftがベターだと思います。なぜなら5年払いであれば20年経つと、プラン立ち上がりが遅いとされるSunGiftの予想解約返戻金がSunJoyに追いつくからです。

総評:世界で最も信頼されている保険会社の1つであるサンライフ社に、日本の個人が投資できるチャンスが残されていることは非常に貴重です。主に日本国内で流通する貯蓄型保険とは設計、返戻率ともに比にならないため、リスクを抑えて堅実に複利運用でリターンを獲得したい方は加入必須とも言えます。このプランを運用の軸に据えることで資産全体の安定感が増し、他の資金を積極的に運用して期待リターンを上げに行くこともできますし、精神的な安定感ももたらしてくれる事でしょう。逆に加入しなくていい人は、①年利5%〜7%以上をコンスタントに自分で獲得できる人、②資産の継承(残す)フェーズにおいてもこの商品以外に有力な手段がある、または何かしらの残し方のこだわりがある人です。