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《11月2日〜7日の市場分析》

《11月2日〜7日の市場分析》

  大統領選が行われましたね。今回は実に驚くべきことが、歴史的な例外が起きました。見ていきましょう。

 接戦になるが、バイデンが勝つだろうと言う予測の中、アメリカ大統領選挙は始まりました。

 バイデンが勝てばアメリカを引き金として世界的な株価の下落が起こると言う予測がなされていました。これには私も同意していました。バイデンは投資利益に対する税金の引き上げを宣言していたからです。

 当然バイデンが法律を執行する前に、株を保有している人たちは何とか売ろうとします。それを先読みできている人たちはその下落よりも早く売ろうとするでしょう。そうやって下落のトレンドが生まれると多くの分析家が考えていました。

 しかしトランプが重要な州の一つであるフロリダを押さえたときに、今夜は祝杯をあげると宣言をしました。私は別にトランプが勝っても良かったのです。2016年と同じ株価の高騰が世界的に起きると思ったからです。

 例外と言うのはこの選挙中、このトランプが少し優勢になった時点で、株価の暴騰が起こったことです。(高騰ではなく暴騰です)

 結局はその半日後に、やはりバイデンが当選することがほぼ確実と言うことが明白になりましたが、株価は全く下落の気配を見せていません。

 さて何が起こったのでしょう。一番最初に高騰したチャートはナスダック(ハイテク株)でした。

 私はこれを、トランプが勝つという予測がされた時点で、バイデンが勝つと思っていた投資家たちが一斉に買い始めたから、と分析しましたが、久しぶりに自信がなかったので、信頼している分析家たちの記事を読みまくりました。

 私の予想は半分あっていて半分は欠けていました。

 起こったのは買いではなく、空売り(株を持ってない状態で売りから入る)をしていた巨大投資家(ヘッジファンド)が、急いで買い戻しをしたということがわかりました。

「トランプが勝つから株価が上がるだろう、だから買う」ではなく、「バイデンが負けるかもしれない。このまま売っているのはまずい買い戻そう」というマーケットの動機だったのです

市場はかなり混乱していたと言っても過言ではないでしょう。

 その買い戻しによって起こった一瞬の高騰を、トレンドだと感じた個人投資家たちがそれに続き、このような暴騰になってしまったというわけです。そして6日現在、 マーケットをリードする巨大投資家(ヘッジファンド)はすでにこの暴騰にヘッジをかけて、債権を買い増ししています。この時点で暴騰は止まりました。

 

 さて選挙中の暴騰が一瞬起こった後、バイデンが当確し、当初の予想通り、ここから株価は世界的に緩やかに下落していくのでしょうか。

 私はそうだと思っていますが、政治的経済的要因はいつどこで勃発するか分からないので柔軟に対応していく必要があります。それでも私は長い下落が発生すると考えています。

             11月7日