海外積立という名で親しまれているオフショア保険会社ですが、積立商品だけではなく、10,000米ドルという気軽な金額から一括拠出型商品も提供しています。
一括拠出型商品についてのおさらい
積立型と同じくファンドへの分散投資システムではありますが、違いとしては
ロイヤリティーボーナスはあってもアロケーションボーナス(たくさん積む人ほど多く貰えるボーナス)がありません。
同じ会社の商品でも、積立型で払った100,000ドルと一括拠出型で払った100,000ドルでは、同じ利回りが出たとしても、積立型の方が利益が出ます。
アロケーションボーナスによって手数料が相殺されるからです。
「おいおい、それじゃあ一括型の意味がないじゃないか。積立型は前納できるんでしょう。年払いで15年分100,000米ドルを頭金のような形で積立た方が増えるじゃないか」
そう思うかもしれませんが、一括拠出型にはボーナスがない分のメリットがあります。
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満期が短い
M1specialty・インベスターズトラストでいえば、積立型で総資産全額を引きだせるようになる(=解約しても違約金がかからなくなる)のに15年かかりますが、一括拠出は10年かそれ以下で総資産を引きだすことができます。
RL360では一律5年我慢すれば、解約違約金が発生しません。
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1年目からかなり大きな額を引き出せる
口座に残しておかなければならない金額(=解約違約金)は、満期までの手数料の合計だからです。
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大きな金額の投入が楽
積立型で10,000ドルを投入しようとすると、一ヶ月の引き落としを一時的に10,000ドルにして、引き落とされた瞬間にまた元の金額に戻さなければなりません。
そういった煩わしい手続きなく大きな金額を投入できます。
各社商品の比較!
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★★★ RL360:オラクル
オラクルは手数料体系が複雑です。手数料は初年度に7.5%元本から引かれ、その後0.675%/四半期、が引かれていき、6年目から0.375%/四半期になります。これは15年、20年と長期で続けるほど、6年目から下がった手数料を、生かせる仕組みになっています。なのでオラクルは、6年目から長く続けるほど、手数料で他社との差がでてくる商品で、5年~10年という期間で考えると、7.5%という初期手数料が足を引っ張ってきます。なのでオラクルの1位は、最短でも10年は続けた場合、になります。
また、オラクルが1位なのは、この安い手数料他に、他社の一括型にはない、アロケーションボーナスの存在が理由です。高額を投資すればするほど、最大5%のボーナスが元本に付加され、これにより口座開設手数料の7.5%が相殺することができます。
ですが、かなり投資しなければボーナスは乗りません。日本円で1240万円以上の原資があれば3%とそれなりのアロケーションボーナスが付きますが、それ未満の場合は2%となり、さらに言えば、775未満で1%、542.5万円いかで0%になってしまいます。詳しくは商品ページ表をご参照ください。
M1はプレミアトラスト時代に、ケイマンから追い出され、顧客を生産に追い込むという事態を作っているので、★一つにしますが、商品スペックはプラチナプランに勝るとも劣りません。
両社の使い分け。
100,000ドル以上投資する場合、インベスターズトラストは手数料が安くなります。
100,000ドル未満ならM1スペシャリティが優位です。
インベスターズトラストは、100,000以上積むと手数料が10年間で12%強安くなります。
M1は、10年で元本の5%戻ってくるロイヤリティボーナスと、75,000ドル以上の投資でついてくる5ドル/月の手数料の無料化という条件で対抗しています。
金額が100,000ドルを越えればインベスターズトラスト。それ以下ならば、ボーナスが付くのでM1、としました。
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NO4 メティス:ブライト
メティス:ブライトは上位3社に僅差で劣りますが、ほとんど違いはありません。
劣る点は、維持しなければいけない最低資産が常時20%と少々高めであること。手数料体系はインベスターズトラストに劣り、ボーナスではわずかにM1に劣ります。