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コロナショック第二派の分析詳細

 

九月の失敗とそこから得た教訓

 

私は、今年、コロナショックの下落と高騰を利用した三回のポートフォリオチェンジにより、すでに55%クライアントに利益を出していましたが、九月の下落をあまく見ていて、結果そこで利益を10%失いました。

 

 

なので私の今年の目標は大統領選を利用して、ここから60%台の利益を目指すことになります。

 

 

分析の失敗後顧

 

私がまずコロナショックの高騰で一番伸びるのはテック株だと見抜いていましたが、九月で最も暴落したのもテック株でした。つまりそこで、テック株、さらに言うならアメリカ株から離れるべきだったのです。

 

ではなぜ、コロナで経済が停滞する中、人と人が会わないでも、ビジネスが循環するテック株が落ちたか。この時重要なのは、テック株は手放されたのではなく、長期で持っている連中が短期で空売りしたということでした。

 

投資家たちは最高潮まであがったテック企業の業績が落ちるとは思っていません。しかしもう一度、下落、上昇という投資のチャンスが欲しかったのです。その投資家の欲望をあふれさせたのは、九月上旬の米国雇用統計の発表でした。

 

そして売りのトレンドにさらに拍車をかけたのが九月中旬のFRBの利下げを2023年まで続行するという発表でした。これも、下がるとは思っていましたが、まさかここまでとは。

 

どうして利下げの2023年までの続行宣言でそこまで下がるか。

 

宣言した期間が長すぎるのです。これはアメリカ自体が、それほどリーマンショックに次ぐほど、コロナショックからの回復に時間がかかるという、悲観かつ消極的な発表でした。何せリーマンショックで回復にアメリカがかけたのが4年ですから。

 

私自身は、アメリカの回復にそんなにかからないだろう、と思っていますが、FRBが言ったということが重要なのです。最高の国家の、最高の議会は、日本のように一度言ったことを、そう簡単には訂正できません。してしまったら日本のように、発言に信憑性のない国家と思われてしまいますから。

 

最後、九月の下旬に国際的な銀行の、過去の不正取引をあばく文書が公開されました。

これによる下落は読んでおり、下がり幅も少なかったのですが、もう時すでに遅し、でした。

 

 

こうやって振り返ってみると、さらに勉強になります。同じ失敗はもう繰り返しません。

皆さま、大統領選での私の分析にご期待ください。

 

アナリスト 二宮 利徳