運用期間20年という前提で比較しています。基本的には上位2社の選択になることでしょう。
比較する各社商品 (★の数はお勧め度を表します^^)
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RL360:REGULAR SAVING PLAN (RSP)
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インベスターズトラスト:エボリューション(EVOLUTION)
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M1specialty(旧プレミアトラスト):プライムPRIME
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メティス:インテリジェンス(INTELLIGENCE)
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サンライフ:サンアーキテクト(SUN ATCHITECT)
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FTライフ:オスカー(OSCAR)
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スタンダードライフ:ハーベストエリート(HARVEST)
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フレンズプロヴィデント:プレミアキャピタルレデンプション(PREMIR CAPITAL REDEMPTION)
※サンライフとFTライフは死亡保障が5%のる保険性の強い商品なので、比較する場合に、死亡保障に取られる手数料を取られなかったと仮定して、他社と比較します。
※CORNHILLは投資家にファンド選択の自由が与えられていないという点で除外しました。
上記の商品は「ファンドを選び、リスクを許容し、長期積立をしていくもの」です。
同じファンドを投資先とし、同じ年利を得た場合、手元に入る実利は以下の公式により導かれます
私たちの利益= ファンド益 ー 手数料 + ボーナス
つまり、 最も良い利回りを出すファンドを扱っていて、手数料が一番低く、ボーナスが一番高い会社の商品が、最も良い会社、商品と言えます。
投資先となる約300のファンドは、各会社、約半分は共通していているので、さして大きな比較項目にする必要がないと思っています。
早期解約違約金も要注意
当然、低い会社の方が良心的と言えます。
満期まで問題なく積立を続けられると考えている方でも、早期解約違約金は重要です。
総資金ー早期解約違約金=ある時点で部分解約できる(引きだせる)金額、だからです。
さらに、常に運用状況を確認できるオンラインポータルサイトの有無も重要です。
オンラインで運用状況も確認できず、自らファンド変更も行えないとなると、月末に運用結果がメールで送られてくるだけで、積極的に自己資産に関与することができません。
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★★★
20年以上で契約し、かつ解約しないことと引き換えに、高い利回りでの資産形成を望む人へお勧め!
ロイヤルロンドン(RL360): RSP(旧クオンタム)
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手数料
減衰型です。業界で最も高い手数料です。
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ボーナス
初期口座にだけ与えら、たくさん積めば積むほど多く乗ります。(しかし初期口座終了後、減額すると元々高い手数料がさらに増えます。
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解約違約金
初期口座に入れた分以外は、随時満期までは出し入れ可能です。
メリット
・オフショアの保険会社で世界最大のシェア。取り扱えるファンドがに優秀なものが多く手数料引き前の利回りを求めるならここしかない。
・RLを取り扱っているIFAが多く、利用しているIFAの実績が悪かった場合、他のIFAへの移管が行いやすい。
・ポータルサイトで自分で、もしくは優秀な投資助言者に任せてポートフォリオを組める。なので自身が優秀な投資家か、周りに優秀な投資助言業者がいる場合は優秀なファンドリストを活かして高い利回りを見込めます。(ただしRLを扱っているIFAのほとんどがそれができないように見せかけているのでで疑わなければなりません)
デメリット
ブランドで売っている分、業界最大の手数料。積立てから五年十年は高い運用益を出していても、相当手数料で持っていかれると思ってください。インベスターズトラストと同程度の手数料になるまで約15年はかかります。なので20年や25年積立しきる気がない人にはお勧めできません。
INVESTORS TRUST:EVOLUTION
https://kaigaihoken-kenkyu.com/%e3%80%80evolution/
INVESTORS TRUST:EVOLUTIONの特徴
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手数料
約10年間は1位。その後METISやRLの減衰型に抜かれていきます。
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ボーナス
全てにおいて90点以上で、短期でも長期でも与えられます。
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解約違約金
15年-残存年数の手数料という計算式をとっているので、15年で総資産の100%引きだせるようになります。
解約手数料が低いため、それ以前に出し入れできる金額も7年目で88%、10年目で96%とM1スペシャルティをわずかに上回ります。
メリット
25年満期で契約を組んでも、15年で総資産の100%を引き出せるようになり、そのまま25まで続けられます。
IFAが多く、利用しているIFAの実績が悪かった場合、他のIFAへの移管が行いやすい。
・ポータルサイトで自分で、もしくは優秀な投資助言者に任せてポートフォリオを組めます。なので自身が優秀な投資家か、周りに優秀な投資助言業者がいる場合は優秀なファンドリストを活かして高い利回りを見込めます。
デメリット
多くの海外籍のIFAが日本をマーケティングしていて、末端の日本人ブローカーのほとんどが金融知識がありません。もう一点、積立の通貨が米ドルであることから、為替による積立金の変動により継続できない(早期解約)リスクが伴います。
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★★手数料は少ない方、かつIFAやポートフォリオマネージャーを選ぶ思考をしたくない人
METIS:INTELLIGENCE
METIS:INTELLEGENCEの特徴
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手数料 減衰型の中ではRLより安いです。
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ボーナス
普通です。
上位2社に劣ります。アロケーションが少ない代わりにロイヤリティーが高いという方になっている。積立期間が短いとさらに減少。 -
解約違約金
高めです。
・メリット
減衰型の手数料を取る保険会社の中では、最も手数料率が少ないです。
・デメリット
IFAがアテネベスト一社で、そちらの運用能力に顧客の資産運命が全てかかるというのは、不安要素と考えます。またポートフォリオの種類が約10種類と決まっていて、自分で運用能力があったり、友人に強力な投資顧問助言業者がいてもファンドを選び、オリジナルのポートフォリオを作れません。
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FTLIFE:OSCAR
※5%の死亡保障への手数料はないものとして比較します。
FTLIFE :OSCARの特徴
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手数料
普通です。
初期口座にかかるタイプです。メティスより少し高い。 -
ボーナス
低いです。
一方のボーナスが初年度一括払いという点で、払いこみ期間を通して乗らないという点が魅力に欠けます。 -
解約違約金
低いです。
13年払いこめば違約金が消えるというシステムは、最も短いといえます。
(早くやめてしまう可能性がある方にはおすすめですが、早くやめる可能性があるのに、香港まで行く意味はないのではないでしょうか)
独自のメリット、デメリット
・利回りの一部を死亡保障に持っていかれることを考えなければなりません。高齢の方ほど、取られる割合は多くなっています。
・10年以降膨大だった手数料がほぼなくなり、それ以降の総資産の利回りにより、初期10年の手数料分を相殺できます。つまり20年以上で投資する方にとっては良いシステムになっていると言えるかもしれません。
・しかしこれは、10年、15年以内での部分引きだしを考えている方には、デメリットとなり、諸刃の剣と言えるでしょう。
※オンラインポータルサイトはありません。なのでご自身が優秀な投資家か友人に優秀な投資助言業者がいる場合、お勧めできません。
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M1SPRECIALTY: PRIME
https://kaigaihoken-kenkyu.com/%e3%80%80evolution/
M1SPRECAILTY : PRIMEの特徴
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手数料
インベスターズトラストに次ぐ、全期間最安の手数料を誇ります。
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ボーナス
短期、長期にかかわらず、全期間通して最高です。
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解約違約金
設定した満期-残存年数の手数料という計算式をとっているので、満期年で総資産の100%引きだせるようになります。15年で設定すれば8年目で約85%、10年目で95%と高い解約返礼率を誇ります。が、インベスターズトラストのように25年満期で設定しても15年で100%返ってくるということはありません。
メリット
・アロケーションボーナスとロイヤルティボーナスが全会社中最高である点。
・ファンドは少ないが、中に世界的に最強と言われるインデックスファンドINVESCO QQQを唯一持っています。
デメリット
・QQQを保持していても選べるファンドが極端に少ないです。
・前身であるプレミアトラストの時に、ケイマンから追い出され、それに対して訴訟を起こすも負けるという、経営の甘さがあります。そしてその態勢は少しずつしか改善されていません。またプレミアトラストの時のような圧倒的な商品力は今はありません。
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SUNLIFE:SUN ARCHTECT
※5%の死亡保障への手数料はないものとして比較します。
SUNLIFE: SUN ARCHTECTの特徴
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手数料
高いです。
ただし25年最長期で積み立てる場合は低いと考えられます。
初期口座へかかるタイプですが、最大で12%強取られる手数料体系は重みとなります。
一方で10年以降はほとんど取られなくなるので、それ以降の利回りで10年間の損益を帳消しにする意向があれば、強みとも考えられます。 -
ボーナス
低いです。
二種類のボーナスが一体となった手数料体系ですが、初期は手数を相殺できません。 -
解約違約金
低いです。
全期間の半分を過ぎれば、最短の部類に入ります。
(早くやめてしまう可能性がある方にはおすすめですが、早くやめる可能性があるのに、香港まで行く意味はないのではないでしょうか)
独自のメリット、デメリット
利回りの一部を死亡保障に持っていかれることを考えなければなりません。高齢の方ほど、取られる割合は多くなっています。これをメリット、デメリットと考えるかは、被保険者しだいになります。
10年以降膨大だった手数料がほぼなくなり、それ以降の総資産の利回りにより、初期10年の手数料分を相殺できます。つまり20年以上で投資する方にとっては良いシステムになっていると、言えるかもしれません。
しかしこれは、10年、15年以内での部分引きだしを考えている方には、デメリットとなり、諸刃の剣と言えるでしょう。
※オンラインポータルサイトはありません。
NO6以下、手数料とボーナスの体系がほぼ同率なのでまとめました。
似通っているのは、どこも老舗の保険会社だからだと考えられます。
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スタンダードライフ:ハーベストエリート
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(▼現在販売されていません)
フレンズプロビデント:プレミアキャピタルレデンプション
プレミアキャピタルレデンプションの特徴
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手数料
高いです。
初期口座タイプですが、メティスよりさらに高い -
ボーナス
低いです。
上位二社に圧倒的に劣ります。 -
解約違約金
高いです。
その他メリット
オンラインのポータルサイトがある。
歴史ある保険会社が母体となっている、という経営面での健全性があります。もう一点は円での入金が可能な点です。
デメリット
オンラインポータルサイトはありません。