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日本と日本がおちいっている窮地の真実!

日本と日本人がおちいっている窮地の信実。(初級〜)

数年前から、ダイヤモンドや東洋経済という経済雑誌で、「日本沈没!」「富裕層日本を捨てる!」みたいな見出しが何度か一面で出されてきましたが、皆さんはその本当の理由を知っていますか?皆さんが思っている以上に事態は深刻です。

 

☆すでに誰もが知っているレベルでの日本の危険因子

1 世界最高の少子高齢化国家

2 にもかかわらず世界最高の長寿国家

3 国民一人あたりが未来に負っている借金がぶっちぎりで世界一位の国家。

 

 

これだけ聞いても、この国の政策は事態を悪化させるだけ、日本で子育てして本当に大丈夫なの? と思うかもしれません。

 

 

が! もう少しだけ金融がわかる人が感知できる、日本の危険さはこんなものではありません!

絶望的と言っても過言ではないです。

今日はその部分を金融を勉強したことがない人にもわかるような形で暴露したいと思います。

 

これからその根底の真実を暴きますが、その前に知ってほしい金融用語をいくつか説明しますね♪

 

1『国債』:国が国民にする借金、
『国家予算が足りないんです、10年後ちょっとだけ増やして返すので、皆さんお金を貸してください、という証券です』

 

2日本銀行: 通称「日銀」
UFJ、みずほ、三井住友という3メガバンクの上に立つ国営銀行。世の中の金利を左右でき、また無限に国のお金を増やすこともできる。

 

 

 

これらを踏まえた上でもうすぐ終わる2020年度の日本の予算を見ていきましょう。

 

2020年度は、年初からコロナが起こったこともあり、政府は今年度、175兆円が必要になると、東京都で緊急事態宣言がだされた頃に発表しました。

 

ここでの問題は、急に予算増やしてどうするの?
前年度の税収はもう決まっているのに、どうやって日本政府が利用可能な金額を増やすの? ということです。

 

はい、結果は定石手段でした。(笑

 

一時しのぎで国民から金を借りてしまおう。→つまり国債を発行する。

しかし、毎年借金はするものの、国に返済計画などありません。未来どのようにして国民に返すかは、その時になってなんとかしようという、行き当たりばったりの危険な借金です。

 

こんな感じでいつもの通り国債を増やしまくりました。(2020年度112兆円、日本史上最高額)

 

でも必要なのは175兆円で、発行した国債は112兆円、その差額の63兆円はどこから持ってくるの? という自分が誰の頭にも登りますが、この解決策は簡単です。国民から税金を絞り上げることで解決しようと言うことでした。

 

介護保険料と言う税金が生まれたり、消費税が10%になったり、と、日本は過去このようにして、国民の税金を増やし、国債を発行しても足りない部分の国家予算を埋めてきました。

 

しかし国民の税金が上がったことよりもさらに日本が犯しているやばい政策と言うのは、自分で発行した債券、つまりほんの少しですが将来増やして返すのでお金を貸してください、と言う国民に対するお願いに対して、日本国債の金利が(将来返されるお金が)世界で最も低いがために、国民も世界の人も誰もこのお願いに応じず、日本国債を買わないと言うことです。

 

発行した国債を充分に買われなければ、日本は112兆円を到達できずその年に破綻します。

 

そんなほんの少ししかお金が返ってこないのに、日本みたいなやばい国に誰もお金をかさないよ、と言っている状態で、お金を調達する方法は1つしかありません。

 

『世界で1番増やせないけど、10年後ほんのちょっぴりだけ、お金を増やすので、お金貸してもらえないでしょうかね』という政府の無謀な願いに対して、「よっしゃわかった」と政府自身が応えてしまうことです。

 

どういうことかと言うと、日本の政府が発行した国債を、日本政府の銀行である日銀に買わせているのです。

 

私個人で例えると、「ほんの少し金利をつけて返すから、誰かお金を貸してください。今年だけあればいいのです」

そんなふうに言い回ってお金を集めようとしても、誰も貸してくれなかったので、未来の自分からお金を借りてしまうと言うことです。そんなことが、お金を刷ることができる国にだけはできます。

 

具体的には発行した国債を日本銀行が買うと言うことになります。

 

そもそも自分で自分に貸せるお金があれば、その人はもともと誰からも借りなくて良いじゃないと思われるかもしれませんが、このような借金を未来の私たちの子供から返されるように仕向ける、と言う状況自体が、日本の負の状態の連鎖を生んでいます。

 

 

それがいかに危険なことかを説明します。

 

今日本が自分で発行した国債のうち、自分で買っているのパーセンテージは50%強です。

 

この事態が深刻化して、今後60% 70% 90%となっていったらどうなるか!?

 

1 日本と言う国家に対する世界からの信用が失われる。
(自分自身で借金することを前提にして、債券を発行している国家が信用されるわけがない)

 

2 国際的な信用が失われれば、世界で最も強い通貨と言われていた円の価値もさがっていく。

 

3. 誰も買わなくなった国債の分の国家予算を作るために、消費税住民税、法人税、投資益金税、固定資産資産税、相続税、贈与税、etc. が世界最高水準まで上がる。にもかかわらずヨーロッパのような、医療費無料、学費無料の恩恵は得られないと言う事態に陥る。

 

4 悪い意味でのインフレーションが起こる。
これまで1,000,000円だった車を買うのに、5,000,000円、10,000,000を出さなければならない時代が来るかもしれない。もちろん私たちの年収は増えないと言うことが前提です。

 

5 今新興国と言われている、インドネシア、マレーシア、シンガポール、インド、タイ、ベトナム、などに物価の点で追い抜かれていく。

 

6 優秀な日本人にとっては、日本に住む意味がなくなっていく。今日本に訪れている外国人労働者にとっても、働きに来る意味はなくなる。

 

7 結果、廃墟になる。

 

極論となってしまいますが、これが現実です。

 

私が日本人は自分の資産をある程度日本の外に出すべき、だと考えているのは、これが理由です。

 

また知っていただきたいのは、我々が投票して選んでいる政治家たちがやっている政策がこのような誰でもできるどころか、日本の未来を滅ぼしかねない、と言うことです。

(それに比べればアベノミクスはまだ良かったと思います。一応日経平均は回復し、円高も終りましたから)

 

日本経済のために一生懸命働き、納税してきた皆さんが、自分が尽くしてきた国家に裏切られる、と言う日が来るかもしれません。

 

正直かなり大げさに話したつもりです。しかし一切偽りはありません。この記事に対してご意見のある方は、メッセージをいただければ幸いです。

by nino ,19th Dec 2020