▼海外積立の構造

二種類のボーナス

二種類のボーナス

海外積立の会社が取る手数料は、最も小さな会社でも3%台と高いです。いくら投資先のファンドの運用益が10%を越えても、手数料が5%、6%と引かれて足かせになるようでは、国内の証券口座でファンド積立をした方が良い、という結果になってしまいます。

その手数料を足かせにしないために、二種類のボーナスというものを、各会社は用意しています。

・考え方としては株式の配当に似ているものです。これを理解して、活用してこそ、海外積立は有効な投資方法になります。

各保険会社は、一旦は多額の手数料を資産から取り、それを相殺するかたちのボーナスを与えるということを常時行っているのです。

海外積立を国内投資よりも有効な資産形成術にするためには、ボーナスについての理解が必須となります。

1. アロケーションボーナス

あらゆる海外保険商品が備えているボーナスのうちのひとつ目です。ラージボーナスなどと呼ぶこともあります。さらにはこのボーナスを付与していない会社もあります。

毎月高い金額を積み立ててくれた人ほど、高いボーナスをあげるよ。たくさん積んでくれてありがとうね!というもので、月々の積立額が高いほど、高い利回りが付与されます。

これによって手数料を相殺できるどころか、会社によっては手数料を上回り、ファンド益が出る前から、すでに収支を+で始められる商品もあります。

※ボーナスがかかるのは積立元本に対してで、総資産にではありません。

ある会社を例にとると

  • 月200米ドル以上の積立に対して+1%、
  • 400米ドル以上に対して+2%
  • 600米ドル以上に対して+3%

この○○ドル以上という金額のバーは各会社によって違い、高い金額を積み立てる人にしかボーナスを与えない会社もあります。アロケーションボーナスについては、低い金額の積立額から、高い積立額まで、全ての段階においてボーナスを与える会社が素晴らしいといえるでしょう。

また、与えてくれるボーナスの%も会社によって違います。例えばですが、同じ300米ドルを積み立てた場合、2%くれる会社よりも3%くれる会社の方が良いですよね。

どこの保険会社が最もボーナスが高いかは、《各保険会社徹底比較》の項目をご覧ください。

2. ロイヤルティボーナス

これは、長く積み立て続けてくれてありがとうね、という形で保険会社から返されるボーナスです。これも総資産ではなく、積立総額=元本にかかります。

例えばですが

10年間積み立ててくれてありがとう
ー10年分の積立金の7.5%を総資産に上乗せしますよ

15年積み立ててくれてありがとう
ー10年から15年までの5年間分の積み立て金の5%を総資産に上乗せしますよ。
ー20年目は…….
ー25年目は…….

といったような感じです。
これも何年目でボーナスをくれるのか、
何%くれるのかは、会社によって違うと考えてください。

詳しくは《各保険会社徹底比較》の項目をご覧ください。