①ファンド投資全般での成功と失敗の基準
皆さんはどれくらいの平均年利が出ると言われて、オフショア口座を開かれましたか? おそらく主力となるファンドの運用報告書を見せられたはずです。まず、第一に重要なのは、ファンドの利回りではなく、使っているオフショア保険会社のプラットホーム上での、手数料引き後の利回り(NAV:ネットアセットバリュー)となります。
オフショア投資ではどれくらいで成功といえるか、という質問は、すなわちファンド投資でどれくらい利回りを出せば上手くいっていると言えるのか、という問いに言い換えることができるので、そこからお話します。
中長期での投資の際、私が念頭に置くのは、7%という数字です。これをいかに上回っているかで、どれだけ勝っているかを判断しています。
7%ー可もなく不可もない
10%ーまあまあ勝っている
12%ー良い運用といえる。
15%ーかなり良い運用と言える
20%以上ー素晴らしい運用と言える。
なぜ7%なのでしょう。それはアメリカのインデックス、S&P500の2000~2020までの平均年利が7.3%で、そこから日本の証券会社口座を通じてS&P500を買う場合の、手数料(信託報酬)約0.3%を引いた数字だからです。
アメリカは国民の平均投資年利が5.5%を越えていますが、それはどんなに投資教育を受けていない国民も、自国の経済成長が世界一だと信じていて、迷ったときは自国のインデックスを買えばいい、と考えているからです。
それに対して日本国民の平均投資年利は1%強となっています。日本人だってS&Pを買うことができるのに、そもそもインデックスを買って経済成長に乗る、という発想がないからです。
だから、どんなに複雑なファンドポートフォリオを作っても、長期で見て7%を越えていなければ意味のない仕事と言わざるをえません。シンプルにアメリカのインデックスを買っている方が良いのですから。
②その中で海外積立オフショア投資商品を使えば、さらにどこまで目指せるのか。
考えてみましょう。国内証券会社にはない、オフショア投資のメリットに
◆ ボーナスで手数料を相殺できる。(できない会社も多くありますので、注意してください。詳細は比較のページへ)
◆ ファンドのスイッチングが一定回数まで無料
という点があります。
これらを利用して、
ー手数料を相殺できるアロケーションボーナスを受け取れる金額を積み、
ーS&P、あるいはそれを越えるインデックスをベンチマークにしていながら、それを下ったことがないアクティブファンドに投資をします。
すると7%以上を出し、かつそこから手数料を引かれずに投資をする体制ができます。正直、どの会社のファンドプラットフォーム(ファンドのセット)も、2010~2020の間に10%以上を出しているファンドを一つ二つは含んでいます。
以上の理由から、手数料引き後(NAVネットアセットバリュー)で10%は何とか皆さまに得ていただきたい年利となります。
では10%以上、20%、30%と狙うにはどうすれば良いか。
それは、スイッチングを使うことです。私の使っている手法ですが、基本はアメリカ株を買うアクティブファンドにばかり分散投資して、アメリカ株が下落する際には、現物や資源を買うようなファンドにスイッチングしています。それにはチャートのトレンドが変わる潮目を読むことが必要となりますが、筆者は、その先読みの能力が高いポートフォリオマネージャーに委託することで、25%~50%の運用利回りを実績として出しております。(問い合わせいただければ、ご紹介させていただきます)