▼金融の基礎知識

投資と投機を区別しましょう。

投資は論理的合理的な知識と思考に基づく

昨今誰の眼から見ても明らかな少子高齢化で、国が年金で国民の生活費を賄えないことはほぼ明白となり、ようやく金融庁が中等教育からの金融の教育を検討し始めましたが、いまだ日本は金融の教育を全く行わない、先進国では稀な国の一つです。そのためリスクを伴う投資について、拒否感や抵抗感のある方が非常に多いです。

投資と投機を区分してください。

投資とは中長期における資産運用で、投機とは短期的な資産運用のことです。投資でお金を設けている人と聞くと、朝から晩までパソコンにはりついているデイトレーダーを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、レバレッジをかけて毎日何度もクリックしてFXで稼ぐというのは投機であり、投資ではありません。

投資は合理的論理的思考に基づいて行うもので、画面にはりついていなくても勉強すれば勉強した分だけ運用が上手くいく、不労所得が入ってくるものだと思ってください。ファンド投資でも、運用実績の見方を知るだけで年利が5%から10%に上がります。為替や先物取引では、有識者とそうでない方との利益の差は、2倍3倍どころではありません。

デイトレードは短期的でちいさなチャートの上がり下がりで次を読みますが、それは論理的思考と同様に勘を働かせるもので、ギャンブル性が非常に高いです。この方法でFXで一ヶ月〜くらい稼げる、というDVDや本がよく販売されていますが、それはテクニカル(ミクロ)分析に基づく手法で、今現在は通用するものの一年後も通用するということはほとんどありません。

この私は勝つか負けるかが時の運に委ねられる投機を勧めません。勉強すればした分だけ利回りがでる方が、過程と結果のどちらも楽しめると考えています。