どの会社が良いか(元本確保型編)
2010年、インベスターズトラストが、長期間通して起こる投資のリスクを許容できない人々のために元本確保型-PROTECTION-商品を開発しました。
詳しくはこちら
以降日本を中心とするアジアで爆発的に販売され、それに伴い、インベスターズトラスト以外にプレミアトラストやサンライフなども開発に力を入れ始めました。
各社の確保型商品をランキングします。
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NO1 プレミアトラスト、プロベストプリンシパルプロテクション
- 理由1:プレミアトラストは全8つのインデックスへの分散投資が可能。
インベスターズトラストはそのうちのS&P500とMSCI EAFEの二つのインデックスにしか投資できない。
- 理由2:手数料が同じなのに対し、ロイヤルティボーナスが高い。
多くの投資インデックスを選択できることで、確保されている4.29%以上の利回りを狙いやすくなっています。
投資できるインデックスは合計8つありますが、通貨により選択肢は限定されます。
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米ドルを選んだ場合は5つ
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ユーロを選んだ場合は6つ
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ポンドを選んだ場合は4つ
となります。
※インデックスについて理解に乏しいというかたはこちらを読んでください。インデックスは金融投資の背骨ともいえる、重要な概念です。
選択可能インデックス
S&P 500 ($€£) S&P Asia 50 ($€) EURO STOXX 50 ($€£) MSCI ACWI IMI($) MSCI Emerging Markets IMI ($€£) FTSE(£) MSCI EAFE(€) MSCI WORLD(€)
一つずつ簡単に解説していきます。
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S&P 500($€£)
アメリカで最も有名なインデックスですの一つです。アメリカ最大の分析評価機関、スタンダード&プアーズが選んだ、アメリカの企業上位500社の平均株価へ投資します。長期的にもっともリスクを抑えて、高い利益を出しているインデックスになります。
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S&P ASIA 50($€)
分析評価機関スタンダード&プアーズが選んだ、アジアの企業上位50社の平均株価へ投資します。中華圏の株が多くなり、リスクは高くなりますが、リスクを排除している元本確保商品と相性が良いと言えるでしょう。
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EURO STOXX 50($€£)
スイスの分析評価機関『ストックス』が算出した、欧州先進国11ヵ国における上位50社の株式の平均。
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MSCI EMERGING MARKETS IMI($€£)
2007にモルガンスタンレーグループが立ち上げた分析評価機関、MSCI (モルガンスタンレーキャピタルインターナショナル)が算出した、26の新興国から資本規模を問わずに選ばれた、3053の株式の平均値を取ったインデックス。
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FTSE 100 (£)
ファイナンシャルタイムズとロンドン証券取引所により作られたFTSEグループにより1984年に設定された、イギリスの国内経済を象徴するインデックスです。日経225のように、各部門から選ばれたイギリスを代表する企業100社の平均株価です。
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MSCI ACWI IMI ($)
ACWIとはオールカントリーワールドインデックスを意味します。23の先進国と、24の新興国の株式の平均値で、全世界の株式の時価総額の85%を確保しています。
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MSCI EAFE(€)
MSCIにより設定された、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール、日本のうち、資本規模が大規模、中規模の企業からなるインデックスです。
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MSCI WORLD(€)
MSCI ACWIが$にしか対応していないため、ユーロを選択した投資家のために、設定したと思われます。ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、シンガポール、香港、カナダ、アメリカのうち、資本が大規模、中規模の企業から構成されるインデックスです。ACWIでは、そこに他の東南アジア諸国、アフリカ諸国が加わります。
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元本確保型の開発者、インベスターズトラストは二番手と言わざるを得ません。
条件によってはプレミアトラストを上回る場合があります。
- 理由1:投資できるインデックスが二つだけ
- 理由2:手数料は同じですが、ロイヤリティボーナスがプレミアトラストに劣ります
- プレミトラストを上回る場合:満期20年で設定した場合、手数料が2.9%/年となり、プレミトラストより1%低くなります。
インデックス選択不可のデメリットを、この手数料安で相殺できると考えられる場合に、上回ることになります。
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NO3 サンライフ:サンエデュケーター
- 理由1:18年で確保される元本が140%と利回りで他に劣ります。
- 理由2:投資先の選択ができません。
- 理由3:投資期間も選べず、学資の目的にしか使えません。